ボイラー関係事故 平成16年
平成16年 1. 整備中のボイラーで探傷液の揮発性ガスに引火して爆発
| 発生月 | 事業場業種 | 労働者数 | 設備の種類 | 事故の種類 | 死傷者数 ( )内は死亡者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5月 | 建設業 | 廃熱ボイラー(最高使用圧力1.1MPa、伝熱面積204m2) | 爆発 | 3(1) |
事故の概況
整備のために停止していたごみ焼却炉廃熱ボイラーについて、整備業者がドラムの浸透探傷試験を行っていたところ、探傷液の揮発ガスに引火して爆発が発生し、点検作業中であった整備業者の従業員3名が爆風で飛ばされ、被災した。
主要原因
整備作業を行っていた場所の近くで、別の事業場の労働者が溶接作業を行っており、その火花が探傷液の揮発ガスに引火したものと推定される。
平成16年 2. 低水位警報に対応せずボイラー変形
| 発生月 | 事業場業種 | 労働者数 | 設備の種類 | 事故の種類 | 死傷者数 ( )内は死亡者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6月 | 化学工業 | 613名 | 水管ボイラー(最高使用圧力1MPa、伝熱面積112m2) | 低水位 | 0 |
事故の概況
ホルマリン製造プラントにおいて、ドラム水位が低下し、ボイラーが異常高温になったため、遠隔操作で緊急停止操作を行ったが、燃焼ガスの供給が停止せず、手動により停止させた。熱により、ボイラー全体は変形し、内部の水管は溶けていた。
主要原因
給水ポンプの自己保持リレーのカバーの隙間から埃等が入り、接点に付着して接点不良が生じて給水ポンプが停止したため、低水位となった。
低水位のアラームが監視室に表示されたにもかかわらず、監視マニュアルが「緊急停止でなければアラーム発信は異常扱いしない」となっていたため、監視人は何ら対応をとらなかった。
緊急停止装置のリレーが、結露により短絡し、作動しなかった。
平成16年 3. 点火失敗による廃熱ボイラ内爆発
| 発生月 | 事業場業種 | 労働者数 | 設備の種類 | 事故の種類 | 死傷者数 ( )内は死亡者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7月 | ガスの製造供給の事業 | 62名 | 廃熱ボイラー(最高使用圧力0.65MPa、伝熱面積204.4m2) | 爆発 | 0 |
事故の概況
ガス製造設備において、ガス発生装置を予備加熱するため、バーナーに点火しようとしたところ点火しなかったため、点火操作を数回繰り返したところ、附属する廃熱ボイラー内で爆発が発生し、ボイラー内のガス後室と煙道途中の点検口が破損した。
主要原因
バーナーの点火前にガス発生装置内の換気を実施しなかったため着火の際に流入した燃料用ガス又は弁の故障により他系から流入した可燃性ガスに、点火により引火した。


