事故情報

ボイラー関係事故 平成20年

平成20年 1. 解氷作業のためにボイラーを加熱中に破裂 

発生月事業場業種労働者数設備の種類事故の種類死傷者数
( )内は死亡者
1月 建設業 1名 蒸気ボイラー(最高使用圧力0.196MPa、伝熱面積0.468m2 破裂 1(1)
事故の概況

2階建てアパートのトイレ排水管が凍結したため、解氷機械(蒸気ボイラーに該当)を加熱していたところ、解氷機械が破裂した。

主要原因

解氷機械の蒸気出口に取り付けられたホースが凍結して閉塞し、給水口の弁が閉じられ、さらに安全弁の吹出し口に設置されていたバルブも閉じられていたため、加熱により発生した蒸気が内部に蓄積され、圧力が上昇して破裂した。
また、当該ボイラーは、製造許可を受けないまま製造され、構造検査等を受けておらず、破断した板の溶接部には溶込不良が見られた。


平成20年 2. 遮断弁より漏えいした燃料油で炉内爆発

発生月事業場業種労働者数設備の種類事故の種類死傷者数
( )内は死亡者
8月 パルプ・紙・紙加工品製造業 132名 多管式貫流温水ボイラー(最高使用圧力1.2MPa、伝熱面積80.1m2 爆発 0
事故の概況

熱交換器に熱媒を供給するボイラーが、熱媒の温度調整のため燃焼を一時停止し、運転再開1時間後、異常音響を発生し、燃焼室が爆発した。
爆発により、バーナプレートを固定するボルトが破断するとともに、燃料配管等が焼損した。また、ボイラー室の防火シャッター等が変形、破損した。

主要原因

燃料系の戻り電磁弁が作動不良により閉じたため、燃料系の圧力が開放されず、燃料遮断弁を通して、燃焼を一時停止していたバーナのノズルから燃料油が漏えいした。これが伝熱管からの熱によって気化して燃焼室に充満し、再度、点火した際に爆発した。


平成20年 (参考1) ボイラー煙道の灰出し作業中にガス中毒

発生月事業場業種労働者数設備の種類事故の種類死傷者数
( )内は死亡者
2月 飼料・有機質肥料製造業 13名 炉筒煙管ボイラー(最高使用圧力10kg/cm2、伝熱面積88.7m2 中毒 4
事故の概況

ボイラー煙道の灰出し作業において、休憩後、作業を再開しようとしたところ、被災者が見当たらないため付近を探し、炉内に倒れているのを発見した。
倒れた被災者を救出しようと炉内に入った3名のうち2名が炉内で倒れ、1名は炉上で気分が悪くなった。

主要原因

鶏の羽、肉、骨を蒸煮するクッカー(第一種圧力容器)の排ガスを脱臭するため、排ガスの配管がボイラーに接続されていたが、途中にバルブ等がなかったことから、クッカーで発生した硫化水素がボイラー炉内に流入した。
また、炉内の換気、硫化水素ガスの濃度測定、呼吸用の保護具の使用がなされていなかった。


平成20年 (参考2) コールバンカ内の石炭に埋まる

発生月事業場業種労働者数設備の種類事故の種類死傷者数
( )内は死亡者
10月 熱供給業 8名 石炭焚きボイラー 墜落・転落 1(1)
事故の概況

ボイラーへ石炭を供給するコールバンカー内の石炭が発熱したため、様子を見ようとその上を移動していたところ、足元の石炭が崩れ、石炭に埋まった。
被災者は、コールバンカー底部のダクト(コールシュート)の一部を切断して救出されたが、死亡していた。

主要原因

石炭発熱時の対処方法が明確にされておらず、コールバンカー内への立入禁止措置が徹底されていなかった。




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