工作物石綿事前調査者講習
工作物の解体工事・改修工事については令和8年1月から
工作物石綿事前調査者の講習を修了し試験に合格した者に
その調査を行わせることが必要になります。

建築物等の解体または改修の作業を行うときには、対象建築物等の石綿等使用の有無についての調査が必要とされ、令和2年7月の石綿障害予防規則等の改正により、事前調査を実施するために必要な知識を有する者として、建築物石綿含有建材調査者が行うことが義務付けられました(石綿則第3条、関係告示)。
このように、これまでは建築物等について建築物石綿含有建材調査者の講習に合格した者にその調査を行わせることが義務づけられておりましたが、以下の特定工作物等については、令和8年(2026年)1月1日から『工作物石綿事前調査者』の講習修了者にその調査を行わせることが必要となります。事業者は施行日までに、調査者を確保しておく必要があります。
事前調査対象(特定工作物等)とは?
〇炉設備
(反応槽、加熱炉、ボイラー・圧力容器、焼却設備)
〇電気設備
(発電設備、配電設備、変電設備、送電設備)
〇配管及び貯蔵設備 等
◆どのような改修工事・解体工事があてはまるかチェックしたい方は、厚生労働省石綿総合情報ポータルサイト【令和8年(2026年)1月1 日以降着工の工事から、一部の工作物の石綿事前調査には資格取得が必要になります!〔令和6年(2024年)度版〕】✅👈クリック よりご確認ください。
◆一般社団法人日本ボイラ協会は,工作物石綿事前調査者の講習機関として東京労働局に登録(登録番号 石13-19)し,工作物石綿事前調査者を養成する講習を実施しています。
工作物石綿事前調査者講習のご案内
工作物石綿事前調査者講習の受講は、
ボイラー・圧力容器の専門機関日本ボイラ協会で!
日本ボイラ協会で受講された方限定特典
告示に定められた講義時間に加えて、ボイラーを用いた解説動画(約15分)を上映します。
東京会場の希望者には、講習最終日にボイラーの専門家と共にボイラー室の見学・説明も行います。
開催日程
回数 | 日時 | 受付状況 |
---|---|---|
第4回 | 2025年 6月 5日(木) 6月 6日(金) 修了考査 6月 9日(月) | 受付中 ※受付開始している会場も有ります 受講したい会場へ確認ください。 |
第5回 | 2025年 8月21日(木) 8月22日(金) 修了考査 8月25日(月) | |
第6回 | 2025年 12月11日(木) 12月12日(金) 修了考査 12月15日(月) | |
第7回 | 2026年 2月26日(木) 2月27日(金) 修了考査 3月 2日(月) |
※修了考査の実施日については受講される支部によって異なりますので各支部ホームページにてご確認ください。
開催場所
【東京会場】東京支部
東京都港区新橋5-3-1 JBAビル
一般社団法人日本ボイラ協会 2F講習室
(当協会HP 協会についての本部所在地【Google map】ご参照)
【リモート会場】
<北海道地方>北海道支部
<東北地方> 福島支部
<中部地方> 富山支部、石川支部、福井支部、長野支部、岐阜支部
<関西地方> 京滋支部、大阪支部、兵庫支部、和歌山支部
<中国地方> 広島支部/広島支部島根駐在、岡山支部
<四国地方> 徳島支部、香川検査事務所、愛媛支部
<九州地方> 福岡支部、熊本支部、大分支部、鹿児島支部
※参加予定支部には変動があります。各支部HPにてご確認ください。
同時リモート開催支部 一覧
●各講習会場での受講となります。《お申し込みは各支部まで》
●東京会場への申込みは東京支部となります。
2025年度 | 日程 | リモート開催支部(開催予定地) |
第4回 | 6月5日㈭・6日㈮ | 北海道・福島・石川・福井・長野・岐阜・大阪・兵庫・ 岡山・広島・島根・徳島・香川・愛媛・福岡・熊本・大分・鹿児島 |
第5回 | 8月20日㈭・21日㈮ | 北海道・福島・石川・福井・長野・岐阜・京滋・大阪・兵庫・和歌山・ 岡山・広島・島根・徳島・香川・愛媛・福岡・熊本・大分・鹿児島 |
第6回 | 12月10日㈭・11日㈮ | 北海道・福島・富山・石川・福井・長野・岐阜・京滋・大阪・兵庫・ 和歌山・岡山・広島・島根・徳島・香川・愛媛・福岡・熊本・大分・鹿児島 |
第6回 | 2月25日㈭・26日㈮ | 北海道・福島・富山・石川・福井・長野・岐阜・京滋・大阪・兵庫・和歌山・ 岡山・広島・島根・徳島・香川・愛媛・福岡・熊本・大分・鹿児島 |
受講科目
【1日目】 9:30~17:00 | 科目 | 時間 | |
●工作物石綿事前調査に関する基礎知識1 | 1時間 | ||
●工作物石綿事前調査に関する基礎知識2 | 1時間 | ||
●石綿使用に係る工作物図面調査 | 4時間 | ||
【2日目】 9:30~16:30 | 科目 | 時間 | |
●現場調査の実際と留意点 | 4時間 | ||
●工作物石綿事前調査報告書の作成 | 1時間 | ||
●実機解説 | 30分 | ||
【2日目又は3日目】 | ●修了考査 | 1時間40分 |
●修了考査の日時に関しては支部によって異なりますので、受講される支部のホームページにてご確認ください。
●講義後には質疑応答の時間もあり、リモート参加者でも講師の方とのやりとりが可能です。
お申込みからの流れ(受講,修了試験の受験,修了証明書)
以下の流れについては、受講される支部によって変わる
ところがあります。詳しくは各支部のホームページにてご確認ください。

1. 空き状況の確認
各協会のホームページ又はお電話により,講習会の空き状況についてご確認ください。
2. お申込み
①受講申込書 に必要事項を記入し、②受講資格を証明する書類(任意の様式)を添え、③受講支部にメールまたはFAXにてお申込みください。
メールの場合は、サイバーセキュリティーのため、PDF ファイルに変換した上で送付してください。
受講資格を証明する書類のご提出がない場合は受付できませんのでご注意ください。
3. 工作物石綿事前調査者講習の受講資格審査
当協会からご連絡し,追加書類の提出をお願いする場合があります。
4. 受講資格確認通知書及び請求書の送付
受講資格を証明する書類を提出してから5日(営業日)以上当協会から連絡がない場合は,メールやFAX不達の可能性があります。恐れ入りますが申込みをした協会支部までお問合せ下さい。
5. 受講料のお振込み
◆一般 55,000円(税込):受講料45,500円+テキスト代4,500円+税5,000円
◆会員 53,350円(税込):受講料45,500円+テキスト代3,000円+税4,850円
・受講資格確認通知書を受け取ってから2週間以内に,受講料等のお振込みをお願いします。
振込先は請求書へ記載いたします。振込手数料はご負担下さい。
・2週間以内にお振込みがない場合には,キャンセルしたものとして取り扱います。
(お振込み前にキャンセルされる場合でも、必ずご連絡ください。)
6. 受講票とテキストの送付
・受講料のお振込みの確認後、受講票とテキストを送付します。
・送料は当協会が負担します。
※受講日までにテキストに目を通したり、模擬試験問題を参考に予習されることをお勧めいたします。
7. 学科講習 (2日間 11時間)
・修了証に貼付する証明写真(3㎝×2.4cm 運転免許証サイズ)をご用意ください。
証明写真裏面に受付番号・氏名を記入し、受講票に記載の方法で貼付してください。
・受付の際は、受講票(写真貼付)と、写真付きの身分証を必ずご提示ください。
お忘れになりますと、受講や修了考査の受験ができませんのでご注意ください。
※当日欠席される場合は必ずご連絡ください。
8. 修了考査(1時間40分)
・遅刻や途中退席なく、全講習科目をすべて受講した方のみ、修了考査を受験できます。
・合否については修了考査から1週間以内にメールにてご連絡いたします。
●合格 ⇒ 修了証明書送付
●不合格 ⇒ 受講証明書(未修了者用)送付
9. 修了考査 再受験
・修了考査に不合格だった場合、再受験の機会をご用意しています。
・お電話・メールにてお問い合わせの上、メール又はFAXでお申し込みください。
・次回講習の修了考査と併せて実施しています。(受講した支部へお問い合わせください。)
・再受験料 5,500円 税込(口座振込:振込手数料はご負担下さい。)
10. お振込み後のキャンセル、受講日の変更について
講習初日の6日前から3営業日前までは、受講料の50%をキャンセル料として頂き、2営業日前からのキャンセルはその全額を頂きます。 テキストの返品及び返金はできかねますのでご了承ください。 |
受講者都合により受講できなくなった場合、受講日の変更は致しかねます。 次回以降に変更をご希望の場合には、キャンセル扱いとなります。改めてお申し込みください。 |
キャンセルに伴います返金の振込手数料は受講者様負担となります。テキストの返品はお受けできません。 ご入金済みの受講料からキャンセル料、 テキスト代および 振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。 |
キャンセル後にキャンセルの取り消しはできません。 |
講習日当日の欠席はキャンセル扱いとなります。欠席の際は必ずご連絡ください。 |
模擬試験問題(工作物石綿事前調査者)
以下、当協会の工作物石綿事前調査者講習の模擬試験問題を、PDFでデータをDLしていただけます。
なお、公開にあたり一部問題の加筆・修正を行い再構成しています。
また、当協会の模擬試験問題の回答を公開いたしました。
なぜ、答えがそれになるのか自ら調べていただき学習していただくことを目的としております。
【試験問題】
マークシート方式の4択問題を40問用意しています。
【合格基準】
40問に対し6割以正解した方を合格としています。
【試験時間】
1時間40分間になります。
なお、30分経過した時点でご退出が可能になります。